【書評】「ソーシャルメディア文章術」(樺沢紫苑著)〜SNSの基礎を一通り学べる教科書〜

ネット時代が到来し、今や電車の中でもカフェの中でも多くの人がスマホをいじっている状態が日常になりました。

そんな中で、SNSを使われている方も多いと思います。

SNSを含めたソーシャルメディアにおいて、文章はどう考えたらいいのでしょうか。そもそも、ソーシャルメディアとどう付き合っていくのがよいのでしょうか。

SNSの使い方がよく分からなく、投稿とかいいね!とか使いこなせなかったので、有効に使いこなせるようになりたいな、と思い購読しました。

はじめに

本書の「はじめに」でも記載があるのですが、タイトルに「文章術」とあるのですが、本書は特段書き方の指南はしていません。

むしろ、書き方というより、ソーシャルメディアの使い方、付き合い方を指南した教科書的な立ち位置の本になります。

このタイトルのトラップさえ逃れれば、mixiという記載が結構あるので、今はmixiはそこまで流行していなくなったという小さな点を除いて、かなり分かりやすく、ソーシャルメディアとの付き合い方を教えてくれる本でした。

共感を伝えること

まず、ソーシャルメディアにおいては、文章の質よりも、読者の「共感」の方がはるかに重要であることを説きます。

最初は、共通話題を持っていくのが良いとのことでした。これは、サッカーで日本が勝ったとか良いニュースとか、身近で多くの人が気にしていること(ダイエットなど)が当てはまります。

本書を読んでいて、ソーシャルメディアという名前は異なるが、リアルでの付き合いと同じであることが大切だと気づかされます。ネットだからと言って、リアルでは発言しないことをやってしまうと、炎上することになるとのことでした。

過去、おでんツンツン事件とか、冷蔵庫に入った事件とかソーシャルメディア経由の事件もありましたが、リアル社会と全く同じと理解すれば、こういった悪い面も、共感が大切といういい面も理解できるようになってきました。

コンテンツから人間性へ

そして、最初は、共通コンテンツを配信していくものの、人間は、コンテンツに興味を持つと、その書き手が次第に気になってくる特性があるそうです。

だからこそ、適度に自己開示をして、個性を出していくことが大切であるということでした。

芸能人のブログで、プライベート記事が人気であるのがこの典型例と聞いて納得しましたが、プロフィール欄や、書く内容についても、オリジナリティを徐々に出すようにした方がいいそうです。

とはいえ「徐々に」なので、塩梅は要注意です。

返報性の法則

SNSは、「社会そのもの」と言っています。だからこそ、「交流」が大切です。

ソーシャルメディアの魅力は、「今投稿したものに、今反応が返ってくる点にある」と書かれていました。

だからこそ、隙間時間などを活用して、コメントしたり、いいね!することが必要であるそうです。

これぞ返報性の法則なのですが、コメント・いいね!をガンガンしていくことが大切なんだなー、ということは知らなかったので勉強になりました。

ネタ収集について

ネタ収集は、ひたすら「面白いことを見つけるアンテナを持て!」とのことでした。

本ではお笑い芸人がネタ切れにならない点を例示していましたが、それはアンテナを立てている点にあります。

最近は「何も考えることもないなあ・・・」ということも減ったのですが、少し前まではそう思うことも多かったです。とはいえ、お笑い芸人並みにネタの宝庫か、と言われると当然ながらまだまだです。

メモしたり記録に残すことが大切だと解釈しました。

とにかく書くこと

著者は、文は推敲してよくしていくものだからとにかく書いてみろ、と書いていました。書きながら考える姿勢が大切とのことでした。

twitterとかで、山のように投稿している人を見ると、私は凄いなあ・・・と思ってしまうのですが、あのくらいとはいかないまでも、ポンポンと書いて、徐々にレベルは高まっていくものなんだな、と思いました。

おわりに

この本は、もう少し早く出会いたかった本でした。SNSに苦手意識を抱いていたのですが、この本を読んでやり方を学んでからやると、大分使い方の誤りが減ると思います。

この本が2012年に書かれていて、2018年にバリバリ現役で通じるのがさすがですね。

今回の本はこちら

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲