【書評】「やめられなくなる、小さな習慣」(佐々木正悟著)〜習慣化の基礎知識を分かりやすく学べます〜

立花さんからの話の中でオススメしていたのが、こちらの「やめられなくなる、小さな習慣」でした。

立花さんのおっしゃる通り、確かに、「小さな習慣」がアプローチしていないところに挑戦している本で、2冊を相互補完的に読むと、「習慣化」における大切なことがよく見えてくるなあ、と感じました。

【参考】

はじめに

この本は、様々ないわゆる「習慣本」を読んで、色々の試してみた著者が発見した、「習慣化を使って人生を好転されるための手段」について書いている本です。

そのため、この本の一番の魅力は「分かりやすさ」にあると思います。はじめこそ大谷選手の例とかも出てきますが、一般人が習慣化を身につけるにあたって基礎事項をまとめた本であるとも言えると思いました。

「習慣」について

まず、本書では、習慣は3種類に分類できると説明しています。

①トレーニング

②日課

③禁止

言われれば納得で、①が報酬を得やすいので、①から取り組むべきという話も納得なのですが、分類を考えないと①〜③を混在して、難易度を考えず取り組んでしまいます。とてもいい物差しをいただいた気分です。

また、習慣は毎日やることが大切であること。その上で、小さくやるだけではダメで、その理由が、「報酬」が必要である、ということでした。そして、習慣を連鎖させることが大切であるとのことでした。

「小さな習慣」には報酬についての記載はないのですが、確かに、報酬がないと人間含め動物はアクションを起こさないことは事実だな、と思いました。

果実を考えず、なんとなく習慣を続けるのではなく、得られる果実を考えて続けることが大切であるというメッセージを受け取ったように感じました。

技術としての「習慣化」

この本では、習慣化を身につけるための様々な「現実的な」方策が紹介されているのですが、私が一番感銘を受けたのが、このPDCAのやり方についてです。

「PDCAと言えば「反省して改善」がメインテーマと思われがちですが、あまりにこれを意識しすぎると、すぐにイヤになってしまうのです。

むしろ、無意識のうちにやってしまっていることを記録するだけにとどめるあたりが現実的です。」(91ページ)

ここは、目に鱗でした。

私は、日記をつけるとか、ノートを几帳面に取るとか、進捗を分かりやすく管理するとかが苦手で、いつも3日坊主という状況でした。

それは、今振り返ると、「ノートは振り返ることが大切で、振り返らないと意味がない。」という教えをどこかで受けて、それが染み付いていたからだと思いました。

私は、まさに「振り返る」プレッシャーでイヤになっていました。でも、実際はそこまでしなくてもいいのです。日頃は注意をあまり向けないことに注意を向けるように、記録するだけでも十分よかったのです。

最近は、日記は、3点いいことだけ書く方法で習慣化できるようにはなったのですが、これも振り返ると、「見返す」ことはあまり意識しなくなって、結果的に習慣化できているのかな、と思いました。そして、確かに特段振り返りの時間を取らずとも、過去書いたことは自然に意識するし、できなかったら何度でも同じようなことを書いてもいいのだな、と考えるようにしました。

記録をシェアすること

そして、記録をした後、効果をより高める方法が、「シェアすること」であると、本書では説いています。

実際に、グループの一員ということでシェアしつつ進めていくと、成功率が大幅に上昇するとのことでした。

私が興味深く感じたのは、そのグループは、「2人でも良い」という点でした。直近の例だとアップルの両スティーブとか分かりやすいですが、人数は問わないという点もよかったです。そして、ブログをしても、成功率はグッと上がるということでした。

「連鎖」する習慣

最後に、本書で推奨している最強の習慣が、「早寝」でした。

当たり前のことですが、難しいところです。要すれば、早起きして朝の時間を有効活用するために、早寝をしようということでした。

早寝をするために、睡眠の質を考えておられる著者の意識が凄まじく感じました。現に私は、睡眠の質は全く考えていませんでした。

著者は、アップルウォッチを使って、質の把握をしているとのことでした。ウォッチを使うかはともかく、質は意識できていないなあ、と反省しました。

おわりに

習慣に限らずではあるとは思いますが、「習慣は技術である」と強く思いました。

これまで週間とか月間で目標を決めていたのでうまく行かなかったんですね。色々とヒントをもらえる本でした。

今回の書籍はこちら

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲